会社売却を検討すると、多くの社長が最初に相談するのがM&A仲介会社です。 しかし、どの仲介会社に相談するかによって、売却価格、条件、進め方、社長の納得感は大きく変わります。
「大手だから安心」「手数料が安いから良い」と単純に決めてしまうと、後悔する可能性があります。
結論:M&A仲介会社は“誰に任せるか”が重要
M&A仲介会社選びで大切なのは、会社名だけではありません。 実際に担当する人が、自社の業界・規模・社長の希望を理解し、適切な買い手候補を探せるかが重要です。
- 自社規模・業種の実績があるか
- 買い手候補をどれだけ持っているか
- 手数料体系が明確か
- 担当者が信頼できるか
- 売却を急がせないか
- 社長の希望条件を丁寧に聞いてくれるか
1. 自社規模・業種の実績を見る
M&A仲介会社には得意不得意があります。 大企業向けに強い会社、中小企業に強い会社、特定業種に強い会社など、特徴はさまざまです。
年商数千万円〜数十億円規模の会社であれば、自社と近い規模の成約実績があるかを確認することが重要です。
2. 買い手候補の質を見る
高く売れるかどうかは、どの買い手に出会えるかで変わります。 買い手候補が少ないと、比較検討ができず、条件交渉も不利になりやすくなります。
単に登録企業数が多いだけでなく、自社に合う買い手を具体的に想定できているかを確認しましょう。
3. 手数料体系を確認する
M&A仲介では、着手金、中間金、成功報酬などが発生する場合があります。 料金体系は会社によって異なるため、最初に明確に確認することが大切です。
手数料が安いことだけで選ぶのではなく、支援内容・交渉力・買い手探索力とのバランスを見る必要があります。
4. 担当者が売却を急がせないか
良い担当者は、社長の希望や会社の状況を整理したうえで、売却以外の選択肢も含めて考えてくれます。
一方で、早く案件化することを優先し、十分な準備がないまま進めると、条件面で不利になることがあります。
5. 利益相反を理解する
M&A仲介会社は、売り手と買い手の間に立つ立場です。 そのため、社長自身も「自社にとって最も良い条件とは何か」を整理しておく必要があります。
仲介会社に相談する前に、自社の希望条件、譲れない条件、企業価値向上の余地を整理しておくと、判断しやすくなります。
仲介会社に相談する前に準備すべきこと
- なぜ売却を考えているのか整理する
- 希望価格だけでなく希望条件を整理する
- 直近3期分の決算書を準備する
- 社長依存・顧客依存などの課題を把握する
- 売却以外の選択肢も比較する
M&A仲介会社選びは、会社売却の入口です。 だからこそ、相談する前に自社側の準備を整えることが重要です。
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